【全10回】ピボットテーブルの使い方基礎⑧ - 独自の集計列を作る

この記事では、ピボットテーブルに独自の集計列を作る方法を解説します。
元データから計算して作るデータを追加するのに主に用いられます。

この記事で使用している練習用のデータはこちらからダウンロードできます。

例えば、基本給与と残業代を合計した「給与合計」という集計列を追加してみましょう。
まずは、「行」に名前・値に「基本給与」と「残業代」を表示させましょう。
ピボットテーブルフィールドの設定


すると、こちらのようなピボットテーブルが作成されます。
ピボットテーブルの表示


それでは、こちらに、「給与合計」を作成して表示させます。
ピボットテーブル分析から「フィールド/アイテム/セット」を選択し、「集計フィールド」をクリックしてください。
集計フィールドをクリック


集計フィールドの挿入画面が出てきますので、まずは名前を「給与合計」に変えましょう。
名前を「給与合計」に変更


次に、数式を作成します。下にあるフィールド内の項目をダブルクリックするかクリックした後に「フィールドの挿入」を押すことで数式のボックスに反映させることができます。
今回は= 基本給与 + 残業代と入れます。
数式の設定


作成が終了したらOKボタンを押しましょう。
すると、ピボットテーブルのフィールドに作成した「給与合計」が表示されます。
作成したフィールドが表示


給与合計フィールドを、値ボックスに移動させましょう。
作成したフィールドを値として設定


すると、ピボットテーブルに給与合計の列が作成
給与合計の列が表示


このように、ピボットテーブルには独自の集計列を作ることができます。
元データから計算したデータを表示させたいときに使いましょう。

ピボットテーブルの使い方 ① - ピボットテーブルの始め方
ピボットテーブルの使い方 ② - 各機能と名称
ピボットテーブルの使い方 ③ - 行ラベルを設定する
ピボットテーブルの使い方 ④ - 値を設定する
ピボットテーブルの使い方 ⑤ - 値の計算方法を変更する
ピボットテーブルの使い方⑥ - データを並び替える
ピボットテーブルの使い方 ⑦ - 2つめの行ラベルを追加する
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ピボットテーブルの使い方 ⑨ - 「合計」以外のデータを使って独自の集計列を作る
ピボットテーブルの使い方 ⑩ - グラフを追加する

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