この記事では、ピボットテーブルの問題4と5の解説をします。
元データのシートはこちらからダウンロードできます。
問題④:行ラベルにRegionを設定し、値は2010年と2019年の人口の平均、さらに、その10年間での人口の平均伸び数を設定したピボットテーブル
まずは、行ボックスにRegion, 値ボックスに2010年と2019年を入れます。
ちなみに、2つ以上のフィールドを値ボックスに入れると、列ボックスには自動で値フィールドが作成されます。
人口の平均伸び数は一旦置いておきましょう。
フィールドの設定
そして、今回はRegion毎の人口の平均を表示させたいので、ピボット値の集計方法を「平均」に変更します。
値の集計方法を「平均」に
「人口の平均伸び数」は元データにない項目なので、新しく集計フィールドに作成する必要がありますが、
2019年の平均の人口 - 2010年の平均の人口という数式となり、「合計」以外のデータを使った計算式なりますので、
元データにデータの個数を数えるための列を加える必要があります。
詳しくは
こちらの記事をご覧下さい。
元データにState Numberという名前で列を作り、値は全て「1」とします。
元データに列を追加する
次に、「ピボットテーブルの分析」から「更新」又は「データソースの変更」からState Numberの列が含まれるように、範囲を選びなおします。
元データの範囲を選びなおす
それでは、新しい集計フィールドを作成します。
「ピボットテーブルの分析」から「フィールド/アイテム/セット」、そして「集計フィールド」をクリックしてください。
集計フィールドの設定は以下の通りです。
集計フィールドの設定
「平均人口伸び数」を値ボックスに加えます。
値ボックスの設定
すると、ピボットテーブルに平均人口伸び数の列が表示されます。
ピボットテーブル
以上が問題4の解説です。
最後に、問題5を説明します。
問題⑤:各Regionの2010年から2019年の平均人口の伸び数を棒グラフで表したグラフ
まずは、フィールドの設定です。2010年と2019年のデータは不要なので、「平均人口伸び数」だけを値ボックスに残します。
フィールドの設定
それでは、グラフを追加しましょう。
「ピボットテーブルの分析」から「ピボットグラフ」をクリックします。
「ピボットテーブルの分析」>>「ピボットグラフ」
棒グラフを指定してOKをクリックします。(横棒グラフでも可)
グラフの選択
ピボットテーブルの右横にグラフが作成されます。
image.png
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以上で、問題5の解説は終了です。
<<目次>>
ピボットテーブル練習問題 - アメリカ人口統計 ① -【設題】ピボットテーブル練習問題 - アメリカ人口統計 ② -【回答1-2】ピボットテーブル練習問題 - アメリカ人口統計 ③ - 【回答3】ピボットテーブル練習問題 - アメリカ人口統計 ④ - 【回答4-5】<<現在はこの記事
答えのエクセルシートは
こちらからダウンロードできます