この記事では、QUERY関数で条件でデータを抽出するWHEREの使い方を詳しく見ていきます。
特に、数字の比較をして条件にする場合について書きます。

QUERY関数の基礎についてはこちらの記事をご覧ください。

WHEREを使う場合、書式は以下の通りです。
=QUERY(範囲, "WHERE 抽出条件",見出しの行数）

条件を抽出する際は、WHEREの処理は以下の２ステップで行います。
1. どの列のデータを見るか指定
2. 条件を指定

以下の取引履歴を例に見ていきます。
金額が200万円以上の取引を抽出します。

まずは、範囲を指定しましょう。表の範囲A1 - D9を指定します。

=QUERY(A1:D9 

次に、WHEREを用いて抽出条件を書きます。金額の列を調べたいので、Dと指定します。
WHERE全体をダブルクォーテーションで挟むことを忘れないようにしましょう。

=QUERY(A1:D9, "WHERE D"

そして、条件を指定します。200万円以上を条件にしたいので、>=2000000と書きます。
他の比較演算子についてはこちらの記事をご覧ください。

=QUERY(A1:D9, "WHERE D >= 2000000"

最後に、見出しの行数を指定しましょう。見出しは1行なので、１と書きます。

=QUERY(A1:D9, "WHERE D >= 2000000",1)

すると、金額が200万円以上の３つの取引全てが抽出されます。'

スプレッドシートをご覧になる場合はこちら

また、WHEREを使って日付を条件に抽出したい場合はこちらの記事をご覧ください。