【スプレッドシート関数】クエリ関数(Query関数)の使い方 - 基礎

QUERY関数とは、選択した範囲のデータを指定した条件で抽出したり、並び替えたりして出力する関数です。
Googleのスプレッドシートでのみ使えます。(エクセルでは使用できません)

書式は以下の通りです。
=QUERY(範囲, "抽出条件や並び替え条件",見出しの行数)

条件の種類は色々設定できるため、今回は「特定の列が特定の文字列である」を条件にデータを抽出してみましょう。

下の取引リストから顧客がA社のものを抽出して出力します。
取引履歴
取引履歴

まずは、範囲を指定します。表はA1からD9までなので、以下ように書きます。
=QUERY(A1:D9

次に、顧客の列であるB列がA社のものを条件にします。条件はダブルクォーテーションで挟みます
=QUERY(A1:D9,”B列がA社である”

抽出条件を書くには、はじめに WHEREと書き、その次に条件を入れます。
今回はB列が「A社」なので、B = 'A社'と書きます。条件文の中の文字列はシングルクォーテーションで挟みます。
=QUERY(A1:D9,"WHERE B ='A社'"

そして最後に、見出しの行数を入れます。見出しは1行なので、1と入れましょう。
=QUERY(A1:D9,"WHERE B ='A社'",1)

すると以下のように顧客がA社のデータだけが抽出されます。
QUERY関数の結果


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WHEREの詳しい使い方はこちらの記事