クエリ関数(Query関数)の使い方 - WHERE(時間の比較)

この記事では、QUERY関数で一定の条件でデータを抽出するWHEREの使い方を詳しく見ていきます。
特に、時間の比較をして条件にする場合について書きます。

日付を条件にデータを抽出する場合はこちらの記事をご覧ください。
QUERY関数の基礎についてはこちらの記事をご覧ください。

WHEREを使って場合、書式は以下の通りです。
=QUERY(範囲, "WHERE 抽出条件",見出しの行数)

時間を条件にするとき、WHERE内で時間は timeofday 'HH:mm:ss'と書きます。

例えば、午後7時であれば、timeofday '19:00:00'となります。
この際、秒まで全て書く必要があることまで注意しましょう。省略して '19:00'と書くことはできません。

それでは、こちらの出社データから時間を基準にデータを抽出してみましょう。
今回は退社時間が午後6時以降の社員データを取り出します。
出社データ

まずは、抽出する表の範囲を指定します。

=QUERY(A1:E7

表の範囲を指定


次にWHEREを用いて抽出条件を設定します。
午後6時以降に退社が条件なので、D列の時間が18時以降を指定します。

=QUERY(A1:E7,"WHERE D >= timeofday '18:00:00'"

抽出条件の指定


最後に、見出しの行数を指定したら、終了です。見出しは1行なので、「1」と書きましょう。

=QUERY(A1:E7,"WHERE D >= timeofday '18:00:00'",1)

見出しの行数を指定


すると、以下のように、データが抽出されます。
結果



スプレッドシートをご覧になる場合はこちらからアクセスできます。