SUMIFS関数は、範囲内で複数の条件に一致するデータの合計を出力する関数です。

似た関数に、SUMIF関数がありますが、こちらは、条件がひとつの場合です。（SUMIF関数の記事はこちらから）

SUMIFS関数の書式は以下の通りです。
=SUMIFS(合計する範囲, 条件検索範囲1,検索条件1,条件検索範囲2,検索条件2...)

検索条件の書き方は以下の通りです。
１．ある値（数字・文字列）との一致を条件にする：その値を書く
２．ある値（数字）との大小を比較を条件にする：”演算子 数値”と書く（ダブルクォーテーション挟む）

以下のような商品リストから、分類が机で単価が3万円円以上の商品の合計の販売数を算出してみましょう。

まずは、合計する範囲を指定します。合計するのは、販売数ですのでD2 - D9を指定します。

=SUMIFS(D2:D9 

次に、一つ目の条件の検索範囲を指定します。分類を条件にしたいので、分類のデータB2:B9を指定します。

=SUMIFS(D2:D9,B2:B9

そして、一つ目の条件を指定します。条件は分類が「机」であることなので、単に"机"と書きましょう。

=SUMIFS(D2:D9,B2:B9,"机"

2つ目の条件検索範囲と条件を同様に指定します。2つ目の条件は、価格を調べるので、C2:C9を指定し、条件は、">=30000"と書きます。

=SUMIFS(D2:D9,B2:B9,"机",C2:C9,">=30000")

すると、3万円以上の机である書斎机(15)、デザイナー用机(24)の販売数の合計で39と出力されます。

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