この記事では、クエリ関数(Query関数)において、ORDER BYを使って並び替えるとき、複数の条件を指定する方法を解説します。
クエリ関数(Query関数)の使い方 - ORDER BYで並び替えの基礎は
こちらの記事をご覧ください。
複数条件の並び替え条件を設定するときは、以下の文法になります。
列と列の間にカンマを置いていきます。
=QUERY(範囲, "ORDER BY 列A 並び替え条件,列B 並び替え条件, 列C 並び替え条件 ",見出しの行数)
並び替え条件は以下の2パターンから指定します。
1. 昇順(小さい順に並べる): ASC
2. 降順(大きい順に並べる): DESC
複数並び替え条件を書いた場合、前に書いた条件が優先されます。
それでは、以下の取引履歴を例に見ていきます。日付が早い順を第一条件に、金額の大きい順を第2条件に並び替えましょう。
取引履歴
まずは、範囲を指定しましょう。表の範囲A1 - D9を指定します。
=QUERY(A1:D9
範囲の指定
次に、第1条件である、日付が早い順を設定します。
日付はA列なので、「A」を列として指定し、早い順=小さい順なので、「ASC」を設定します。
第1条件の指定
そして、第2条件である、金額の大きい順を設定します。
金額は、D列なので、「D」を列として指定し、大きい順なので、「DESC」を設定します。
第2条件の指定
最後に、見出しの行数を指定しましょう。見出しは1行なので、1と書きます。
見出しの行数を指定
すると、こちらの様に並び替えがされます。
結果
まず、日付の条件で並び替えがされ、日付が同じ場合は、第2条件である金額で並び替えがされます。
スプレッドシートでこちらの例を見る場合は
こちらからアクセスできます。